カブのイサキ

カブのイサキ  著者 芦奈野ひとし

月間アフタヌーンにて2007年から連載された漫画。全6巻の単行本が出ている。

小型飛行機、半ファンタジー半現実世界というようなジャンル。鎌倉や富士山などという地名が出てくることから、一応は「日本」なのだが、この世界では地面が広いため、飛行機が主な移動手段になっているようである。中盤はストーリーがあるが、基本的には飛んで、空気を感じ、広いにおいを感じ、自由を感じ、どこまででも行けるのだと実感する、実感できる。広くどこまででも続く未知の世界を自由気ままに飛んでいく様子はうらやましくなる。雰囲気を楽しむ漫画である。

 時折、主人公がこの世界ではないところに居るような演出がある。所説あるが、何を示しているのかは謎のままである。

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